翻訳と辞書
Words near each other
・ ブラックバーン C.A.15C
・ ブラックバーン H.S.T.10
・ ブラックバーン エアデール
・ ブラックバーン シドニー
・ ブラックバーン シャーク
・ ブラックバーン シーグレーブ
・ ブラックバーン スクア
・ ブラックバーン バッカニア
・ ブラックバーン バフィン
・ ブラックバーン ビバリー
ブラックバーン ファイアブランド
・ ブラックバーン ブラックバーン
・ ブラックバーン ボウタ
・ ブラックバーン マーキュリー
・ ブラックバーン モノプレーン
・ ブラックバーン リポン
・ ブラックバーン リンコック
・ ブラックバーン ロック
・ ブラックバーン・エアクラフト
・ ブラックバーン・ローバーズ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ブラックバーン ファイアブランド : ミニ英和和英辞書
ブラックバーン ファイアブランド[らん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

ブラックバーン ファイアブランド : ウィキペディア日本語版
ブラックバーン ファイアブランド[らん]

ブラックバーン ファイアブランド(''Blackburn Firebrand''。松明、火付け役の意)は、第二次世界大戦中にブラックバーン社が開発しイギリス海軍航空隊が使用した単発レシプロ単座艦上戦闘雷撃機である(社内呼称および原型機呼称はB-37)。当初は、艦上戦闘機として開発されたが後に戦闘雷撃機という珍しい仕様に再設計されることになった。
== 概要 ==

イギリス海軍は1939年に仕様書N.9/39を発行した。これは新たな戦闘機、つまりロックフルマーといった複座戦闘機に変わる戦闘機を開発するものであった(なお、N.9/39の内容はフルマーに取って代わる戦闘機というもの)。当時イギリス海軍の主力戦闘機であったフルマー(ロックは着艦性能の問題から艦載すらされなかった)は複座戦闘機でどちらかといえばもったりした戦闘機であり、陸上の一線級の機体と戦闘を交えるにはいかんせん無理があった。この新戦闘機の開発はブラックバーンが請負った。そしてこの機体は翌年発行された仕様書N.11/40に基づいて原型機が製作されることになる。
ファイアブランドの開発速度は非常に遅く、仕様書N.9/39が発行されてから3年経った1942年2月27日に非武装のプロトタイプ(DD804)が初飛行した。試作機は3機生産され、イスパノ製機関砲を装備した2号機は同年6月に、3号機は9月に初飛行をしている。しかし生産型であるMk.I型はその年の半ばになっても一向に飛行せず、当初搭載が予定されていたエンジンであるネピア・セイバーIIIエンジン(2,300hp)は空軍戦闘機であるタイフーンに優先的にまわされることが決定されたため、代わりにブリストル・セントーラスVII(2,400hp)に変更することが決定したが、この変更のために開発は(液冷式のセイバーから空冷式のセントーラスへの換装の手間と、それによる予期せぬ手間とともに)余計に遅延することになる。この際の設計変更とともに、戦闘雷撃機として生産することが決定した。この変更は、空軍が開発、配備していたスピットファイアの海軍版であるシーファイアの性能が当機よりも高かったことが一因であるとされる。次期戦闘機としてはこちらを採用する運びとなり、ファイアブランドは戦闘機としては不要となったためその馬力と機体の大型さからもたらされる搭載力の多さを生かすために変更されたとするものである。結局、セイバーエンジン搭載のMk.I型は9機のみが生産されるにとどまった。なお、この機体には外部に対気速度ゲージが取り付けられており、パイロットは着陸時にコクピットを見る必要がないという特徴があった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブラックバーン ファイアブランド」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.